ポリエチレン手袋と手湿疹
レスキュー講座(ブログ)
ポリエチレン手袋と手湿疹
ラテックス製のゴム手袋をつけると痒くなるため、ポリエチレン手袋を使っていますという方も多いのではないでしょうか?
ところが、最近ポリエチレン手袋しか使っていないにもかかわらず、手湿疹がどどん悪化しているという方のご相談も増加傾向にあります。

ポリエチレンの、長所と短所は?
ポリエチレンの長所は、なんといってもその安全性です。
ラテックス(天然ゴム)や塩化ビニール、ニトリルと比較して、皮膚炎のリスクが低いこと。
多くの方がこれらの素材をさけるために、ポリエチレン製の手袋をお使いになっています。
密閉性が高いため、洗剤や湯、その他の刺激物から手肌をしっかり守ってくれます。
また、安価に購入することができます。
短所はというと、伸縮性やフィット感がなく、細かい作業には不向きです。
最後に挙げるのが最大の欠点になるのですが、それは「紫外線に弱い」ということです。
ポリエチレンは、紫外線により劣化する
ポリエチレンは紫外線にとても弱くて、長期間さらされると原料素材の構造が切断されていまい、最後にはボロボロになってしまいます。
屋外で使用するものにポリエチレンが使われる場合は、通常は紫外線を遮断する加工が施されています。
ポリエチレンのビニール手袋は、屋内使用のものが多く、直射日光をさけて保管するように注意書きがされています。
屋外での長時間使用や、繰り返しのご使用は避けてください。
ポリエチレンは太陽光下で劣化すると、肌への刺激性が増すリスクががあります。
屋外での作業の際は、他の素材に切り替えるか、紫外線を遮断する加工がされているものを選びましょう。

手袋をするときは指輪を外して!
指輪をしている指にだけ水疱がひろがってしった方から、ご相談を頂いたことがあります。
この方は、ご相談を継続的に承っていたのですが、その間に劇的によくなったかと思うと、突然悪化して逆戻りということを何度も繰り返していました。
そこで、どういった時に悪化されているかを詳しく伺うために、記録をつけて頂きました。
すると、指輪をしたままポリエステルの手袋を装着し、屋外でお仕事をされた日に悪化することが多いことが判明しました。

手袋内部の蒸れ+金属イオン=手湿疹
普通に指輪をしているだけなら何も問題はないのですが、手袋を装着した際にチクチク感じることに気づき、いつもそのあとに悪化していることがわかりました。
- 汗は水より金属を溶かす力があります
- 手の汗で溶け出した金属イオンが、手袋による蒸れで乾くことなく指全体に広がる
- 一部分だけだった水疱が、一気に指全体に広がった
のではないかという仮説をご説明して、1週間指輪を外して頂きました
すると、3日目から消失!
指輪を外した翌日から、かゆみが軽くなったことを実感されて、3日後には新たな水疱が出来なくなったとのご連絡を頂きました。
その後、1週間が経過した頃には きれいな指に戻っていただけました!
「急に悪化した」、「状態が変わった」というときは、日常生活を記録してみましょう。
「あれ!?」と思う意外なことが、改善へのヒントになる場合があります。








