手の水疱チェックシート

手にできる小さなブツブツ、
水疱でお悩みの方へ
自分の症状と類似している「汗疱」の画像を見て、「私もこれだ!」と思った経験がある方は多いのではないでしょうか?
さらに、そこで紹介されている方法を試した方もいらっしゃるかもしれません。
手に炎症が起こると水疱ができる疾患は、汗疱以外にいくつもあります。
ここでは、ご自身で確認して頂けるチェックポイントをご紹介しています。
可能性がある原因を絞り込み、さらに対策を1つ1つ試していただくことで、根本からの改善にお役立ていただきたい情報をまとめました。
Check 01|季節
季節に関係なく水泡ができますか?
一年を通して水泡ができる
一年を通して水泡ができる、あるいは繰り返している場合はこちら
春~夏の暑い時期に再発・悪化を繰り返す
秋~冬には自然に水疱はできなくなて、普通の手荒れ程度になる方はこちら
秋~冬の乾燥する季節に酷くなる
夏はほとんど手荒れを気にすることはないが、乾燥する季節になるとつらくなる場合はこちら
一年を通して水泡ができる場合
以下の項目の中で、該当すると思う内容を確認してください。
薬を塗っても
症状を抑えることができない
適切な強さの薬(ステロイド)を塗っても症状が抑えきれない、あるいはやめると再発する場合、外的な要因である原因物質との接触や曝露が続いていることで、今ある症状はステロイドで抑える働きと、原因により新しく出てくる水疱(炎症)が、イタチごっこのようになっていることがあります。
該当される場合は、原因の特定と対策なしには改善は難しくなります。
例えば、夏に汗疱から始まった水疱でも、繰り返す炎症によりバリア機能が破綻してしまうことでそれまで問題なく使用していた日用品でさえ、その素材や化学物質が角層内部に侵入してしまい悪化する要因となってしまうケースがあります。
手袋類を使用することはある
夏になじまった症状が、徐々に悪化してきていませんか?
手肌を保護するために使用し始めたゴムやビニールの手袋、あるいは綿手袋の素材や使用されている化学物質が荒れてバリア機能が破綻している角層をすり抜けて侵入しはじめて、徐々に接触性皮膚炎(かぶれ)やアレルギー性皮膚炎(ラテックスアレルギー)を発症されている方がとても多いです。
※後半で詳しく記載しています
ジェルネイルをすることがある
ジェルネイルが原因の手湿疹には、2つのパターンがあります。
1つはジェル剤によるもの、もうひとつは硬化に使うライトによる光線過敏です。
一般的にはサロンで施術を受けている場合は、ネイリストの方は未硬化ジェル剤による皮膚炎のリスクをご存じなので、きちんと対策をされた上で施術されていると思いますが、ご自身でされている場合は注意が必要です。
※後半で詳しく記載しています
春~夏の暑い時期に再発・悪化を繰り返す
汗疱は春から夏にかけて再発悪化をくりかえすことが特徴の1つでございますが、とくに症状がひどい方の場合、紫外線に過敏に反応され日常生活に支障があるほど重症な場合は、病院によっては免疫抑制剤を夏場だけ処方されるケースもあります。
(私は処方を医師から提案されましたが、お断りしました経験があります)
該当される場合は、窓越しの太陽の光でも悪化しますのでご注意ください
ジェルネイルやレジンで使用する硬化用ライトは同じ光源のため、再発や悪化をくりかえすことがわかっております
午後~夜に悪化することが多い
ほとんど外出することがないという方も、お買い物や乗り物内での窓越しの太陽光など、日常生活で光を浴びずに生活することはまずありません。同じ生活パターンでも、冬と夏では紫外線の量も強さも違います。
気が付くと夕方や夜になって強いかゆみを感じたり、外出された翌日に新たな水泡に気づくことが多いということはありませんか?
これまで頂いた1万件以上のご相談例の中で、多くの症例で日光を浴びてすぐではなく、数時間~48時間後に違和感を感じ始める方がおおく、原因に気づけていなかった方が多いという結果が出ています。
自転車や車を運転する機会がある
車の運転中や自転車に乗っている間は、常に紫外線を浴びています。アームカバーをしている/日傘をさしているという方も、指先まで覆われていないものをお使いの場合が多いです。
必ずアームカバーではなく、UV手袋をご使用ください。
日傘の場合は、ひじから先は紫外線を防げていない場合がほとんどなのでUV手袋との併用がおすすめです。
手袋類を使用することはある
一年を通してゴム手袋を使っている方でも、夏に手袋内部が群れたり屋外で使用されている場合は、夏にだけ起きるリスクがあります。
原因は内部の汗蒸れと紫外線による素材の変性です。
※手袋についての詳細は後半で詳しく記載
秋~冬の乾燥する季節に酷くなる
冬にだけひどくなる水疱は、手肌のバリア機能の破綻が原因である可能性が高くなります。
薬をやめるとすぐに再発する
薬(ステロイド)を塗るとよくなるけど、やめるとすぐに再発を繰り返していませんか?
冬の手荒れは角層のバリア機能の低下を伴うため、普段使用している日用品が外部刺激となって角層を通り抜けてしまうい、悪化の要因になってしまいます。
外的な要因である原因物質を一時的に避けることと、バリア機能の修復が必要になります。
手荒れが始まると手袋を使用する
冬はお湯で食器を洗うことで、夏よりも手が荒れやすくなり、ゴム手袋を使用される方が増えます。
手肌を保護するために使用し始めたゴムやビニールの手袋、あるいは綿手袋の素材や化学物質が、手袋内部の蒸れとともにバリア機能が低下している角層をすり抜けて侵入しやすくなっています。
徐々に接触性皮膚炎(かぶれ)やアレルギー性皮膚炎(ラテックスアレルギー)を発症されている方が多くなっています。手袋をしていても、熱すぎるお湯の使用はさけることをおすすめします。手袋の素材選びにも注意してください。
※手袋についての詳細は後半で詳しく記載
ハンドケアを保湿力で選んでいる
どんなに保湿をしっかりしても、続いているならそのガサガサ状態の原因は乾燥ではない可能性が高くなります。
炎症が原因でガサガサ状態の場合、閉塞性の高いクリームやかゆみ神経を刺激する浸透性の高い保湿剤は逆効果な場合があります。
まずは炎症で敏感になった状態を鎮静することを優先して、炎症を「枯らして」からしっかり保湿をする必要があります。
Check 02|手袋類
手袋類を使用しますか?
ラテックス(天然ゴム)
手袋が原因の手肌トラブルで最も多いのは、ラテックス(天然ゴム)アレルギーです。
ゴム手袋でなくてもゴムが部分的に使われている軍手なども同様に注意が必要です
ちなみに、ラテックス(天然ゴム)については原因物質が水溶性タンパクのため、下に綿手袋を重ねても内部の蒸れにより溶け出してしまい、影響を防ぐことはできないことが分かっています。
予防のために手袋をしているのに症状が悪化してしまっても、それは手袋をすることによる蒸れやこすれのせいだと勘違いされてラテックス製の手袋のご使用を継続する方も少なくありません。
必ず別の素材に切り替えていただく必要があります。
ニトリル手袋
食品工場など衛生面で使用する必要がある業界で、ラテックス(天然ゴム)にかわる素材として使用されてきましたが、ニトリルには「加硫促進剤」という添加剤が多様されており、これが接触性皮膚炎の原因になることが明らかになりました。
最近では、加硫促進剤未使用の新素材で製造された業務用手袋が数社から発売されています。
ビニール手袋
塩化ビニール樹脂に添加剤として使用されている「可塑剤」などの化学物質が接触性皮膚炎の原因になることが判明しており、とくに手袋が不可欠な医療業界では広く知られています。
ポリエチレン製のビニール手袋の場合、屋外での使用は原則として避けていただくことをおすすめします。
屋外での長時間使用や、繰り返しのご使用は避けてください。ポリエチレンは太陽光下で劣化すると、肌への刺激性が増すリスクががあります。屋外での作業の際は、他の素材に切り替えるか、紫外線を遮断する加工がされているものを選びましょう。
ポリエチレンのビニール手袋は屋内使用のものが多く、直射日光をさけて保管するように注意書きがされています。
綿手袋
実は綿100%と思ってお使いになっている方でも、調べると部分的にラテックス(天然ゴム)が使われていたり 他の素材が使われている場合が多数発覚しております。
これは法律で認められているのでメーカーに責任はないのですが、アレルギーがある方にとってはとても危険な原因になっております
軍手(作業用手袋)
お仕事で作業用手袋をお使いの方は、手に付着するベタベタした油や薬品が手荒れの原因だと思っている方が多いのですが、実際にご相談頂く方の中には素材が原因である方がいらっしゃいます。
背抜きの作業用手袋のウレタン加工や滑り止め加工の形状と、炎症が強い範囲が類似していませんか?
軍手や作業用手袋をしていても、油(薬品)が染み込んでしまうので、軍手の中にゴム手袋やビニール手袋をかねている方もいらっしゃいます。
良かれと思ってやっていたこの手袋の重ねづけが、悪化の原因だったというケースがあります。
作業用の手袋の場合、アレルギーのリスクの少ない素材でできた専用の手袋も販売されていますので切り替えましょう。
皮手袋
皮革製品による接触皮膚炎は製造業などで発症される方がいらっしゃいます。
天然皮革は、「なめし」という工程でさまざまな化学物質が使われていますが、多くは合成の脂がつかわれていてこれが原因になることがあります。
症例が多いのは、なめしの工程で使用されるクロムやホルムアルデヒド、接着剤として使用されている樹脂成分があります。
ゴルフを愛好されている方で手のひら部分にとくに酷い手肌悩みがある場合は、クラブのグリップの素材ご確認ください。又、グローブの素材も確認しましょう。
Check 03|ジェルネイル、レジン等
ジェルネイルをされている方に、ご注意いただきたい手荒れの原因は2つあります。
未硬化ジェルによるアレルギー性皮膚炎と、UVライトの紫外線やLEDライトの可視光線が原因の光線過敏による手湿疹です。
未硬化ジェル
一般的にはサロンで受けていらっしゃる場合は 未硬化ジェル剤による皮膚炎はネイリストの方はご存じなので そのようなリスクはない方法で施術されているかと思います。
ご自身でされている場合は、思っている以上に細かい注意が必要ですので 今一度対策をご確認いただくことをおすすめします。
一度発症されますと必ず炎症がおこりますので、ネイルはお休みいただいて皮膚の回復を待っていただくことが必要です
硬化用ライト
爪の周囲を中心に炎症が強い場合は、硬化用ライトが原因の可能性があります。
UVライトとLEDライトがありますが、どちらも炎症の原因になる可能性があります。
また、花粉症と同様にこれまで大丈夫だった方でも突然炎症が始まり、一度発症するともう発症前には戻ることはできなくなります。
硬化用ライトに反応するようになると、紫外線アレルギーを発症される場合もありますのでそのままネイルを続けることはおすすめしておりません。

まずは
試してみたい方は

詳しいご相談を
ご希望の方は
原因と対策編|
光線過敏(紫外線)対策
春から夏に悪化する特徴がある方は、日光の影響を受ける方が多いため10月ごろまでは屋外にでられるときはUV手袋の着用をおすすめしています。
これまでのご相談例では、5分屋外にいるだけでも影響があり、窓越しでも影響があり、車の運転や自転車通勤、電車通勤での窓越しの紫外線なども注意が必要な方がいらっしゃいます。
すぐに影響があるわけではなく、遅延性のため平均して数時間~半日経過してから症状が現れる特徴がございますので日光で悪化していることに気づかない方が多いです。
該当される場合は 日中の影響が夜になって現れることが多いです。
日焼け止めは、逆に刺激になることと効果が持続しないため、UV手袋や日傘での対策がおすすめです。
(私は午前に100メートル先の郵便局へ往復するだけで、夕方に水泡ができることはよくあります)
ゴム手袋
ゴム手袋は メーカーによって製造過程で使用する添加剤や、その残留度が違うため、お客様ごとにお使いいただけるものに個人差があります。
そのため、「これなら大丈夫」と一律でご案内することが難しくなっています。
まずは ラテックス(天然ゴム)は必ず避けていただくことと、ニトリル または 塩化ビニールをそれぞれお試しいただき どちらのほうがかゆくならないかなどお試し頂く方法がおすすめです。
また、どちらも痒くなるようでしたら 下に綿100%(手首にゴム部分がなく 滑り止めもついていない綿だけでできているもの)を重ねることがおすすめです
以下のまとめページで一例としてニトリル製の手袋をご紹介しています
https://www.atopidea.com/lesson/resclass20251003
番外編|
しっかりケアを続けているのに、かゆみやガサガサが続いているなら 原因への対策が必要な可能性があります。
こちらでは、これまで1万件以上のご相談を承ってきた中で多かった原因の一例をご紹介します。
日常生活の習慣の中に、驚くような悪化の要因が潜んでいる場合があります。ほとんどの方が自分では気づけないことが多いので、是非チェックしてみてください。
スキンケア(メイク)
- 植物由来成分配合のスキンケア
- オイルクレンジング
- シルク由来成分が入ったメイク(詳細→)
- ジェルネイル(詳細→)
日用品・衣類
- 発熱機能つきの衣類(詳細→)
- ラテックス(天然ゴム)
- 塩化ビニール/ニトリルの合成ゴム
- 綿100%とかいてある伸縮性のある綿手袋(詳細→)
- シルクの衣類(詳細→)
- 皮製品
- 植物由来の毛染め
- ウレタンを使った部分のあるマスク等(詳細→)
食品
- チョコレート
- もち米
- 花粉症のある植物と交差反応のある食品
- 仮性アレルゲン物質を含む食品(詳細は→)
- ニッケルを多く含む食品
